■1999/08/27金:ロー テンブルクからフュッセンへ

準備編1準備編21)フランクフルトへ2)ハイデルベルクへ3)ローテンブルクへ4)フュッセンへ5)インターラーケンへ6)ユングフラウヨッホへ7)サンモリッツへ8)ザルツブルクへ9)ウィーンへ10)ウィーンでの自由行動11)帰国へ 
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 昨日は、今までの中で最も電話の具合が良かった。それはモデムチェッカーにつないで、そのまま通信できたからである。今までの苦労が何だったのか、というほど拍子抜けするようなつながり方である。でもこれで少しコツがわかって来たような気がする。
 夕方には、HP200LXの接続もできた。これでこの旅行でのインターネット接続の課題(つまりどこへ行っても、どのような場所でホテルに宿泊したとしてもインターネット接続のできる環境を構築したいという)は解決したというわけである。

06:00 起床

06:50 荷物出し/朝食

07:30 出立

 

●ロマンチック街道(ビュルツブルクからフュッセンを結ぶ350km)とは?

 もともとはローマ時代につくられた道、産業革命等で忘れ去られた。その後第2次大戦後、ドイツ政府が眠れる街道を発掘して売り出したもので、アルペン街道、ファンタスティック街道があるが、これが最も有名になった。

 

ビュルツブルクの町はどんな町でしょうか?早速辞典からの紹介です。

●大辞林/三省堂

ビュルテンベルク_W_rttemberg_

 西ドイツ南西部、バーデン−ビュルテンベルク州の東半の地域。一九世紀初頭王国を形成。ドイツ統一の際、その一部となる。中心都市シュツットガルト。

●百科事典マイペディア97

ビュルツブルク W_rzburg

 ドイツ中部,バイエルン州,マイン川中流に沿う古都。機械,繊維,ブドウ酒醸造などの工業が行われる。大学(1582年創立),マリーエンブルク城,ビュルツブルク宮殿などがある。741年に司教座がおかれ,⇒ホーエンシュタウフェン朝の下で繁栄した。12万8574人(1994)。

 

 昨日は本当に良く寝た。

 昨日も通信に挑戦した。昨日のホテルは初めてモデムチェッカーにより接続しているのが確認できなかった。高価な商品であったモデムダブラプロを使用して、確認できるところまでいったが、やはりモデム側で発信音が確認できないというメッセージで通信不可。やはりモデム側の問題を疑うのだが、本体だけでなく、カードモデムでも確認できないところをみるとそうでもないような気もする。この旅行中に接続できれば良かったとしか思わないといけないかな?

 ブドウ畑の中をバスで移動。霧の中に入る。昨日は若干雨が降ったが、今までは、比較的天候に恵まれていた。本日はどうかな?

 ドイツの作物は、秋まき小麦、さとう大根、デントコーン、ぶどう、果樹園等、主食のじゃがいもの大半はオーストリアからの輸入。

 黄色地にホルンのマークが郵便局(中世時代の名残)

07:59 マイン川通過

08:08 ビュルツブルクに入る。

08:14 マリエンベルク要塞が左手11時に見える

08:24 アルテマイン橋下車。天候良好

 

・ヴュルツブルク

 ロマンス街道340kmの起点。司教座がおかれたところ。

 ティルマンリーメンシュナイダーの居たところでここを中心に名声が高まっていた。市長を務めたこともあるが、農民戦争によって没落。

 この町の食事やワインはおいしいとの定評あり。最初の印象は古いものと、新しいものの混在する不思議な雰囲気を持つ町。マイン川近くに位置する。

 ラーツケラー(庁舎食堂)の食事がうまい。

 フィルムが終了して、以後一時、デジカメ撮影。

・レジデンツ宮殿等

 アルテマイン橋から、町を眺めながらレジデンツ宮殿へ、

 世界一大きな天井画(テニアン:階段の間)、王室の間、白の間等、庭園等を見る。

▲レジデンツの前から逆に市街地の方向を見た写真。これから、この町がなかなか魅力的な町であることがわかっていただけるでしょうか?

10:05 出発、その後ロマンチック街道をドライブし、ディンケルスビュールへ

 マイン川に沿った町のたたずまいがしっとり落ちついていて良い。

11:05 一旦ローテンブルクに戻る(写真1枚)

11:44 ディンケルスビューレに到着

12:30 昼食:グラーシュ(なかなかおいしかった)

13:57 出発

14:01 ベルニッツ川(ドナウ川へ注ぐ)

14:18 バランシュタインのペストに関するモニュメント(供養塔)

14:45 ネルトリンゲン(今観光における帝国自由都市最後の町)

 ヴィース教会観光(ロココ様式)、歴史的には重要。生きている中世都市と言われている。ゲオルグ教会の塔(ダニエル)がシンボル。盆地にできた町ということであるが、これは隕石で出来た盆地らしい。

 350段あるという塔に登った後、トイレへ行ったら何と便座がない。しかたなしに中腰でやったら膝がガクガクいって困った。(^_^;)

15:26 出発。その後、約40分かけてフュッセンへ

15:44 ハールブルクは車中から見るだけ。個人所有の城であり、個人の図書館としては世界最大とか。20万冊?このあたりは、ベルニッツ川に沿って走っている。

15:53 ドナウベルトを車中から見て、ドナウ川を一瞬(ドイツ3大ガッカリの最後)見る。

16:20 うとうととしているうちに周囲はいつの間にか一般的な郊外の工場地帯の景観に変わっていた。アウトバーンとも交差。アウグスブルクの郊外だった。ここは今回の旅行の工程には入っていない。外は小雨が降ってきた。

 そろそろ酪農地域に入ってきたようだ。しかし、これまでの殆どの集落が赤い屋根と教会の塔を持つものである。かなり厳しい景観規制がされているようであるが、それにしても景観のすばらしさはひときわである。ディンケルスビューレの外側に出来ていた新興住宅地も全く同じように建築されていた。

16:59 ここでランズベルクのサービスエリアで休憩。ここの施設のディテールのデザインはなかなか良かった。

 最近、ヨーロパでは車の後ろに国を表すステッカーをつけている車が多くなっているようだ。ドイツはD、フランスはF、このあたりは良いのだが、イギリスはGB、オランダはNL、スイスは誰もわからないだろうと言われて、今は思案中である。スイスの国境に近くなってきて、スイスへ入る前にわかるだろうか?

 

18:00 ヴィース教会

 世界文化遺産に指定されている教会。ロココ様式ということで、遠方から見た概観はすばらしいが、内観はごてごてしすぎているような感じである。

 

18:30 ホテルへ向かう。 天候が思わしくなく、途中で見えたノイシュバンシュタイン城もはるかに暗く、かすんで見えた。

 

19:00 ホテル・ヒルシュ(オーナーは日本びいきとか)

夕食:仔牛とスペッツェレ/しかし味はおせじにも上等とはいいがたかった。

 

明日は

06:15 起床

07:00 荷物出し、朝食

07:50 出発

 

続く