●プロジェクトを管理する

 一言でプロジェクトの管理といってもその仕事には様々な部分があります。そのすべてをHP200LXで管理できるわけではありませんが、現実にはその大半をHP200LXで管理できてしまうというのは驚くべきことです。

 今まで様々な試行を行ってきましたが、最近ようやく方法が固まってきたと思われますので、その方法をご紹介しましょう。ただ、私の仕事はやや特殊かもしれませんし、かなり特殊な操作の体系をとっているとも思われますから、あなたの仕事にはうまく当てはまらないかもしれません。また、私は自らプログラムを組むほどの能力もありませんので、あくまでも標準的な操作の中でしか動かせません。そういう意味では、逆に普遍性もあるのかもしれません。

 まあ「こんな使い方もある」というのを知っていただくのも決して損ではないでしょう。そんなつもりでご覧下さい。

 なお、ここで掲載して内容(特に画像等)については、実名のもの、実写のものもあります。しかし、関係者に迷惑をかけたくないものですから、ここだけの話題として、また単なる例示としての認識をお願いします。もし、このページの掲載内容について他からクレーム等がつくようであれば、即座に消去するつもりです。よろしくお願いします。

 まず、プロジェクト管理のための仕事の全体像を整理してみましょう。ここでご説明したい内容は以下のとおりです。

1.プロジェクトの一覧

・全体としてどのような仕事が動いているのか
 仕事の内容、関係者、費用、その他

 特に関係者については、Phonebookで管理することもできますが、できれば写真付きが欲しいものですね。

・それらの各年度の整理したい

 つまりデータベースとしての管理です。

2.個々のプロジェクトの記録

・打ち合わせの記録(出席者・打合せ事項等)

・作業を進める上での相手とのやりとりの記録(打合せのもとづく次回までの作業、電話等によるの約束事等)

3.作業工程の管理

・今すべき作業は何か。そのための専用ソフト「ToDo(ふぃあさん作)」

・せめて年度別で良いからプロジェクトの動きを全体的に把握したい。そのための専用ソフト「PJT2(SONOさん作)」

4.仕事の内容としてのメモ類の管理

・打ち合わせのためのメモ

・報告書

5.これらの連携とTips

・各ファイルの連携の仕方のついての説明です。以下のような内容となっています。
ア)Apptbookからseisan.gdbへ(打合せ記録の準備)
イ)打合せ記録note.txtの転送と記録としての保管(打合せ記録の保管)
ウ)ToDoをApptbookへ(最重点課題の明示)
エ)ToDoをproject.ndbへ(作業経過の記録)
オ)todonote.tdbの管理(作業内容のindexとして)
カ)連携のTips
キ)記録保存のTips

 

 こうした作業全体を管理しているのがここで説明しているソフト群であり、間をつないでいるのがシステムマクロなのです。

 では、以下、それらの使用状況を見てもらいましょう。

 


 このページは江森正之さんのご希望で掲載が早まりました。自分だけの関心ではいつになったかわかりません。その意味で江森さんには感謝です。

 このページの元の文章は、全文をIP.exm(ANTONさん作)で、画像の取得はCAPSYS.exm(関谷さん作)を使用しています。殆どが出張の乗り物の中で、この2・3日で書いたものです。思ったより早く仕上がったのですが、書き始めたら私なりの使いこなしのようなものを書きたくなり、結果的に結構な内容になってしまいました。

 それだけに、皆さんのご意見や改善意見も伺いたいものです。是非ご意見をお寄せ下さい。

 

 なお、ここで紹介しているソフトはいちいち所在を明らかにしていませんが、その殆どはNiftyのフォーラムFHPPCのライブラリーにあります。Niftyに入っていない方は、1999年2月発売のCD「ALL THAT FHPPC」を是非購入されるべきです。

 また、VZ関係はNiftyのFGALDCにあります。(このマクロ類も紹介したいものが多数あります)


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