ここまでは、どのような仕事で、どのようなファイルを作成しているかをご紹介しました。ですが、もっと重要だと思うのは「これらの連携をどうするか」ということです。
プロジェクトを管理するために仕事を増やしていては本末転倒ですからね。
#といいながら、これらを定着させるのにどれほど無駄な時間を費やしたことか。
#このメモを書いているのだってそうですよね。
#それだけに、私が他の機種に興味が湧かない理由もご理解いただけることでしょう。(^_^;)
連携のねらいは簡単です。「一度入れたデータを2度と繰り返して入れたくない」というだけです。
そのため、ここでは主にシステムマクロによるデータの移行についてご紹介することになります。
これらはひたすら腕力仕事です。HP200LXがパタパタと仕事をしてくれている様子は、思い通りにゆかない○○と同じように可愛らしいものです。(^^;
ア)Apptbookからseisan.gdbへ(打合せ記録の準備)
イ)打合せ記録note.txtの転送と記録としての保管(打合せ記録の保管)
ウ)ToDoをApptbookへ(最重点課題の明示)
エ)ToDoをproject.ndbへ(作業経過の記録)
オ)todonote.tdbの管理(作業内容のindexとして)
カ)連携のTips
キ)記録保存のTips
Apptbookは定型のファイルですから、これを打合せ記録として使うために予定覧や日時の情報をseisan.gdb(kiroku.gdbの方が内容にフィットしているかも知れませんね)に移したいわけです。その際できれば曜日も記入したいですね。
そこでこのマクロです。(下記の{Shift+F1}は、日付曜日等の出力形式をカスタマイズするcbdate.exm(青麒麟さん作)の起動キーです)SysytemMacro-------------------------------------------------
1Appt>DB
{Enter}{Copy}{Database}{F9}a:\_dat\seisan.gdb{F10}{F2}{Alt+P}{Paste}{Appt}{Alt+C}{Copy}{Database}{Alt+C}{Paste}{Appt}{Alt+D}{Copy}{Database}{Alt+D}{Paste}{Shift+F1}{Alt+W}{Paste}{Home}{Del}{Del}{Del}{Del}{Del}{Del}{Del}{Del}{Appt}{Alt+T}{Copy}{Database}{Alt+T}{Paste}{Appt}{F3}{Shift+End}{Shift+PgDn}{Copy}{F10}{Alt+Q}{Database}{Alt+N}
-------------------------------------------------------------
その時々の打合せ内容を記録しておきたいところとしていくつかの場所があります。
私は、上記のいずれも実行しているのですが、最後の手段としてこれも捨てがたいのです。但し、これも私の使用している一太郎風マクロのメモリー制限の中でどこまで管理しきれるのか、現在試行中です。(2年ほど前これを使っていたこともありましたが、途中で動作がおかしくなったために休止していました。最近、最新バージョンに入れ替えましたが、それだけではダメで併せて導入が必要とされているFTAG.EXEも最新のバージョンにしたらようやく動き始めました。)
基本的には、SXファイルは短期的な覚えとして、seisan.gdbは記録保存として、PJT2はプロジェクトの全体的な管理のために、そして最後にPIMは、打合せ記録の全体的管理としてとして、それぞれ作成することになりました。
一つの理由はいざという時のために、もう一つの理由は自己満足のためにです。(^_^;)
あなたがもし同じ場面に遭遇したら、きっともっと割り切った対応ができると思います。
上記の考え方から、私の打合せ記録メモであるnote.txtは、Exkeyの{Fn+F3}でSXのデータファイルに変換されたり、seisan.gdbに挿入されたりするようにしています。
Exkey.ini-----------------------------------------------------
<Database>
{Fn+F3}={Alt+n}{F3}{Ctrl+End}{F3}c:\_dat\note.txt{Enter}
<note>
{Fn+F3}={F3}{Copy}{F10}{Alt+Memo}a:\sx\19{Date}{Left}{Left}{BackSp}{Left}{Left}{BackSp}{Enter}{Enter}{Ctrl+End}{Paste}{Menu}{Enter}s{Alt+Q}
-------------------------------------------------------------
また、VZのPIMでは、ファイルの挿入コマンドで該当スペースに挿入します。
プロジェクトの内容の記録保存は、これで大体済んでしまうわけですが、私は、これをさらに時折「PJT2」のファイルに移します。というのはこちらの方が、プロジェクトの動きを概観しやすいからです。
ではなぜ、最初からこれに打合せ記録をいれないのか?ということになりますが、それは、そのためにわざわざ日付やプロジェクト名等再入力したくなかったので、seisan.gdbの内容をマクロでそのままこちらに移すことにしているだけです。
それが下記のマクロです。
SysytemMacro-------------------------------------------------
2DB>Pjt2(最初に、移したいデータと移したい場所を選択しておく)
{Database}{Enter} {Alt+P}{Copy}{Ctrl+T}{Enter}{Tab}{Paste}{Database}{Alt+D}{Shift+Left}{Home}{Right}{Right}{Shift+Right}{Shift+Right}{Shift+Right}{Shift+Right}{Shift+Right}{Shift+Right}{Shift+Right}{Shift+Right}{Copy}{Ctrl+T}{Right}{Alt+S}{Paste}{Tab}{Paste}{Alt+N}{Paste}{End}{Database}{Alt+W}{Copy}{Ctrl+T}{Paste}{End}{Database}{Alt+T}{Copy}{Ctrl+T}{Alt+N}{Paste}{End}〜{Database}{Alt+C}{Copy}{Ctrl+T}{End} {Paste}{End}{Enter}{Database}{F3}{Shift+End}{Shift+PgDn}{Copy}{F10}{F10}{Ctrl+T}{F3}{End}{Down}{Paste}{Ctrl+End}{Enter}{F10}{F10}
-------------------------------------------------------------
一方、短期的な作業については、今では大方の人がToDoを使用していると思います。しかし、私の抱えるプロジェクトは常に20くらいありますから、20カラムもの項目は実際には管理し切れません。そこで特に最優先で行うべきものについて、以下のマクロでApptbookのTodoにも移しておきます。これは管理的にはあまり重視していません。単に私の最優先課題としているものだけです。必要がなくなれば即座に消去します。SysytemMacro-------------------------------------------------
3ToDo.exm>ApptTodo
{F6}{Copy}{Appt}{F7}{F10}{F2}{Paste}{End}{BackSp}{BackSp}{BackSp} {Alt+F5}{F10}{Enter}{Copy}{Appt}{Paste}{Alt+N}{Paste}{Alt+F5}{Alt+D}{Copy}{F10}{Appt}{Alt+U}{Paste}{Alt+P}
-------------------------------------------------------------
注:{F6}は、ToDoのTitleを選択するファンクションキーです。ToDoのバージョンによって、{F5}の場合もあります。
実はToDoはいずれ消えていく運命にある情報ですが、これをその時々で記録としていけば、立派な作業記録になるのではないかと考えたのです。そこで終了した作業は以下のマクロで作業記録ファイルproject.ndbに移すと同時に消去します。
project.ndbはプロジェクトごとに整理され、何年のいつ頃はどういう仕事に追われていたのかを見ることができるのです。だからといってどうということはありませんが、ほんの時々、こういうことを確認する必要があったりもするのです。そのための予備情報ですね。ここでToDo.exmからproject.ndbへとデータを移すために、以前から言っている3文字の略号が生きるわけです。つまりtodo.tblのタイトル覧の最後の3文字をキーワードにして、project.ndbのTitle欄の頭に入れている3文字を検索対象文字として、そこにデータを移すようにしているわけです。
同時にproject.ndbでは、対象プロジェクトへ直接ジャンプするためのインクリメンタルサーチの検索対象文字でもあるわけです。プロジェクト略称として3文字を使うというのは大変便利なので、私はよく使っています。2文字では足りませんが3文字なら何とかなります。
SysytemMacro-------------------------------------------------
4Todo.exm>NoteTaker(Project)
{Alt+O}{Enter}{End}{Shift+Left}{Shift+Left}{Shift+Left}{Copy}{F10}{NoteTaker}{F9}a:\_dat\pro.ndb{Enter}{F4}{Paste}{Enter}{Enter}{Tab}{Alt+F5}{Enter}{Alt+S}{Copy}{NoteTaker}{Paste}>>{Alt+F5}{Alt+D}{Copy}{NoteTaker}{Paste}{Enter}{Alt+F5}{Alt+N}{Ctrl+Home}{Shift+End}{Shift+Down}{Shift+Down}{Shift+Down}{Shift+Down}{Shift+Down}{Copy}{NoteTaker}{Paste}{Enter}{Enter}{F10}{Alt+F5}{F10}{Del}{F10}
-------------------------------------------------------------
オ)todonote.tdbの管理(作業内容のindexとして)
ここには、関係者の写真と作業のメモを保管しています。但し、ここに入れているのは簡単なファイルのタイトルとファイル名をフルパスで表示しているだけです。
ここで、CFL.exm(ANTONさん作)を起動させると、リンクづけられたPCXやTXTが表示されると言うわけです。ここにはいくつかのノウハウがありますが、特に画像へのリンクには苦労しました。いろいろな方々のアドバイスがあってようやく実現できました。
これを稼働させるためのExkey及びCFL.CFGの設定は以下のとおりです。CFL.CFG------------------------------------------------------
; CFL.CFG
[ENTER]
. :@+200:miel
;.EXE.COM.EXM.GDB.NDB.PDB.DIC :!
.GDB :>gdb,%p%f
.PDB :>pdb,%p%f
.NDB :>ndb,%p%f
.ADB :>adb,%p%f
.WK1 :exkey -x{123}{wait50}/fr{Esc}{Esc}%p%f{Enter}
.DRW :>k{7d00}{Esc}{F9}%p%f{Enter}
.IPD :>k{7a00}{Esc}{F9}%p%f{Enter}
.TDB :>k{6c00}{F9}%p%f{Enter}
.FIT :>k{04b8}{F9}%p%f{Enter}
.MDB :>k{1414}{c800}{1c0d}{1c0d}%p%f{1c0d}
.PJT :>k{240a}{c800}{1c0d}{1c0d}
.LZH :>k{Copy}{Alt+F6}%n
; ^^^^^^^pFの起動キー
;.LZH :@+220:c:\bin\lhmtnv
.HTM :@+220:c:\www\hv.bat,%p%f
.HOT :@+220:vvc
.TXT :@+220:vvc
.DOC :@+220:vvc
.LOG :@+220:vvc
.CFG :@+220:vvc
.EVA :@+220:a:\soft\evafast
.CGG :@+550:a:\atlas\map.bat,%p%f
.IDX :@+550:a:\map\lxmap
.PCX :@+220:c:\bin\lxpic
.GIF :@+220:c:\bin\lxpic
.JPG :@+220:c:\bin\lxpic
.DB :@+550:a:\ntp\ntp
;[SHIFT]+[ENTER]([CTRL]+[ENTER])で実行するコマンド
[S-ENTER]
. :@+220:jxw
;.LZH :+f:lha x
.LZH :@+250:c:\bin\miel
.EXM :>exm,%p%f
.PCX :@+240:c:\bin\ge.bat,%p%f a:\pcx\frame.pcx
.EXE.COM :&+f:%f
.DIC :!
.HTM :@+200:c:\bin\htox
.HOT :@+200:c:\text\elis
.I :@+200:c:\bin\lxpmbox /n
.O :@+200:c:\bin\lxpmbox /n
.TXT :>k{af00}%p%f{Enter}
.DOC :@+220:c:\text\elis
.LOG :@+220:c:\text\elis
.CFG :@+220:c:\text\elis
.??? :@+220:c:\text\elis
[EXT1] 1
.TXT :@+220:vvc
;.TXT :lex
;[EXT2] 2
;[EXT3] 3
.TXT :@+550:c:\bin\greps.bat,%p%f
.DOC :@+550:c:\bin\greps.bat,%p%f
;. :^+200:miel
;.EXE.COM.EXM.GDB.NDB.PDB.IPD :!
;.WK1 :^+0:wsv %p%f /V
;.PCX :^+96:pcxv
;.ICN.BMP.MAG :>k{Ctrl+F7}{Esc}{Esc}{Ctrl+R}%n
;; (Ctrl+F7はGRV.EXMの起動キー)
;.LZH :>k{Ctrl+F2}%n
;; (Ctrl+F2はpF.exmの起動キー)
;.??? :^+200:miel
;[S-ENTER]
;. :^+220:vz
;.GDB :>gdb,%p%f
;.PDB :>pdb,%p%f
;.NDB :>ndb,%p%f
;.ADB :>adb,%p%f
;.WK1 :^:exkey -x{123}{wait50}/fr{Esc}{Esc}%p%f{Enter}
;.IPD :>k{Copy}{07bd}{Ctrl+E}%n
;; (07bdはIP.EXMの起動キー)
;.LZH :^+f:lha x
;.EXE.COM :%p%f
;.EXM :>exm,%p%f
;.PCX :^:gedit
;.ICN :^+96:icn200lx
;.??? :^+220:vz
-------------------------------------------------------------
↑もしかしたら、このあたりは動かない設定もあるかもしれません。そういうものは私自身が使用していないものと考えて下さい。(本当は、こんなの掲載するのは恥ずかしいんですから(^_^;))
Exkey.ini-----------------------------------------------------
<ToDo>
{Alt+Enter}={Ctrl+l}{Alt+Appt}{Enter}
{Ctrl+Enter}={Ctrl+l}{Alt+Appt}{Ctrl+Enter}
<fit>
{Fn+Enter}={Wait10}{Ctrl+l}{Alt+Appt}3
{Alt+Enter}={Wait10}{Ctrl+l}{Alt+Appt}{Enter}
{Ctrl+Enter}={Wait10}{Ctrl+l}{Alt+Appt}{Ctrl+Enter}
-------------------------------------------------------------
↑ここで、{Alt+Appt}はCFL.EXMの起動キーです。
CFL.CFGの大抵の内容はわかると思います。{Alt+Enter}でLXPICによって画像を見ることができ、{Ctrl+Enter}で画像を編集できるようになっています。
そのため、ここで是非説明しておきたいものが、下記の部分です。
-------------------------------------------------------------
[S-ENTER]
(中略)
.PCX :@+240:c:\bin\ge.bat,%p%f a:\pcx\frame.pcx-------------------------------------------------------------
ここでは、{Ctrol+Enter}でGEDIT.EXEでPCX画像を開き、写真等に氏名を挿入できるようにしています(frame.pcxは写真画像を張り込むために枠取りした白紙のベース図を同時に開くようにしているわけです)。その時に、文字選択ラインと画像が重なったりしてなかなか調整がうまくいかなかったのですが、次のバッチで、ようやくそれがうまくいったので、ここでご関心のある方にご紹介しておきます。
GEDIT.EXEというのはLXのプログラマーであれば大抵の方がお世話になっていると言っても過言ではないNKITの作者中本伸一さん作によるものです。その他postit.exmなどをつくられています。私の尊敬するLXプログラマーの一人です。随分以前にLXから関心が去られたようで寂しく思っています。
ge.bat--------------------------------------------------------
@echo off
c:
cd \
lxdspd /e:puti /v70 /jp
cls
rem echo ^[22;0 (注:ここで書いたように、エスケープシーケンスで直接ジャンプする方法もあるのですが、これだけでは文字入力欄が画像と重なってしまいやはりだめでした。そこで、私は動きがあった方が楽しいかもしれないとも思って下記のような設定で動かしています)
echo .
echo .
echo .
echo .
echo .
echo .
echo .
echo .
echo .
echo .
echo .
echo .
echo .
echo .
echo .
echo .
echo .
echo .
echo .
echo .
echo .
echo .
echo .
gedit -f @c:\bin\gedit.cfg %1 %2
cls
lxdspd /e:std11-------------------------------------------------------------
●システムマクロはどう使うか。HP200LXを使い始めて様々のことに感動させられましたが、その一つにシステムマクロがあります(実は、マクロを使ったのはHP200LXが初めてだったのです)。
マクロも便利ですが、同様な機能を持つソフトとしてExkey(まるはさん作)があります。
システムマクロは長いマクロが可能ですが、10個しか登録できません(ファイルを交換すればいくつでも可能ですが)。しかし、すぐに使えます。そこで私は、最初のマクロの作成をする場合や、マクロの動作を確認する期間だけ、システムマクロとしています。一応の確認が終われば、可能な限りExkeyに移してしまいます。
したがって、システムマクロでは、「Exkeyで動かなかった(主に長すぎるマクロ)もの」を主体として、「登録数を9個以内として、空きを必ず1つ用意しておくこと」にしています。なお、システムマクロは非常に便利なのですが、これでexmを起動させるには、Apptmanagerに登録していないといけないということをお忘れなく。これを知らなくて、随分無駄な苦労をしたこともありますので、あなたにも一言。
●計算もさせられる
GDBファイルでは計算ができないのが難点ですが、私はこれをLOTUS-123でさせています。
例えば、seisan.gdbの小計計算のためにのマクロと、project.gdbのように総合計のようなものを計算させるマクロを下記にご紹介しておきます。
特にProject一覧表は、このために特化したものですが、seisan.gdbでの精算額の総合計なども出すことができます。SysytemMacro-------------------------------------------------
5Project一覧表
{Shift+Space}{F5}p{F10}{Shift+Space}{Memo}{Paste}{F10}a:\123\project.log{F10}{F10}{Menu}q{More}{123}{Down}{Down}{Menu}{F9}finproject.log{Enter}{Menu}wcs6{Enter}{Up}{Right}{Menu}wcs18{Enter}合計{Enter}{Right}@sum({Down}.{End}{Down}){Enter}{Enter}{Menu}c{Enter}{Right}.{Right}{Right}{Right}{Enter}{Up}"受託額{Enter}{Right}"作業費{Enter}{Right}"外注1{Enter}{Right}"外注2{Enter}{Right}"外注3{Enter}{F5}c2{Enter}{Menu}rf,0{Enter}{End}{Down}{Right}{Right}{Right}{Right}{Enter}{Home}
6小計
{F5}s{F10}{123}{F9}{Paste}{F2}{Home}{Del}{Down}{F2}{Home}{Del}{Down}{F2}{Home}{Del}{Down}{F2}{Home}{Del}{Down}{F2}{Home}{Del}{Down}{F2}{Home}{Del}{Down}{F2}{Home}{Del}{Down}{F2}{Home}{Del}{Down}@sum({Home}.{Down}{Down}{Down}{Down}{Down}{Down}{Down}){Enter}{Menu}rv{Enter}{Right}{Enter}{Right}{F2}{Home}'{Enter}{Copy}{Enter}{Menu}qyy{Enter}{Alt+S}{Paste}{F10}
-------------------------------------------------------------
●Smartclipを活用すると道が格段に広がる
マクロやExkeyでは、様々な条件でソフトを起動するために使うこともありますが、私の場合にはデータの移動に使うことも結構多いと思います。その際極めて有益なのがSmartclipです。意外と使っていらっしゃらない人も多いようなのですが、データを各種加工して出力するためには不可欠です。
一度使ってしまうと、これを使って何かできないかと考え始めてしまうほど不思議な魔力を秘めています。まだ、未使用の方は是非お試し下さい。すでに私のページでも交通費の精算表の作成のところでご紹介していますが、別の例を次の項で紹介したいと思います。
●検索を考えた保存形式
打合せ記録だけでなく、Apptbookのスケジュール等についてもいずれはテキスト形式で記録保存しておきたくなると思います。その方が検索と活用が容易だからです。
つまり、私が記録保存をする場合には、「テキストとすること」、「可能な限り1項目1行」とするか「他のソフトで検索しやすい形式とする」ことを考えています。
意図的ではないのですがHP200LXを使いながら様々の検索ソフトに出会うことになりました。今までの私の経験では、検索結果からそのテキストの部分を探すことだけでなく、結果を出力できるものが欲しかったのです。それで行き着いたのが次の2つのソフト(というか方法というか)です。
少なくとも現段階では、打合せ記録は、この形式で保存しておくのが、後々打合せ事項を確認しやすいとことがよくわかりました。
また、この形式は、後でちょっと手を加える必要がありますが、データベース化しやすいという利点もあります。
こうしたデータは、SXの中で行う検索などが便利です。該当文字を含む行をタイトル表示してくれ、しかもその場所へのジャンプ・出力が可能だからです。
こういう形式で出力することによって便利になるのが、例えばApptbookのデータです。ですから、私のSXの年ファイルはApptbookをこの形式で出力したものとなっています。このデータはApptbookの通常の方法ではできませんが、Smartclipを使えば出力形式をカスタマイズできます。具体的に言った方が早いですね。
私のSmartclipの「s記録保存」の内容は以下のようになっています。各項目は幅も指定できますから、表示した時に文字ずれが発生することもありません。
----------------ここから
・>Start Da< >Sta<〜>End< >Description <
@>Location < >Note <
----------------ここまでが1行です。
これを出力するApptbookの{Menu}{File}{Print}の指定は下記のとおりです。これで求める出力結果が得られます。
後は自由に検索するだけです。いかがでしょうか?
●Apptbookのファイルプリントの設定画面の例
ここまで読んでいただくのはきっと大変だったと思います(書く方もそれなりに大変でしたが)。今までいろいろな書籍やWebPageを見ても、ソフトについての説明はされていても使い方に関して説明されているものは非常に少ないのです。そこで、私は、プログラムはつくれないけど、使いこなしに関してはまあまあの線をいっているのではないかと思っていましたので、こんなページを作ってみました。私はMacもWindowsも使っていますし、またPilotも使ってみましたが、LXの世界の楽しさ、奥深さは全く別のものです。
最近はバイブルシリーズも在庫がなくなっているようですし、DOSに関する解説書も少なくなってきました。そんなこともここで記述しようとした動機の一つです。いずれにしても、ここで整理した(別のページも含めてですが)私のささやかなメモによってあなたのLXライフの視野がこれで多少とでも広がれば、これほど嬉しいことはありません。