●WindowsとHP200LXを連携させてどうしたいのか

  これはいつ完成するかわかりませんが、いずれにしても未完状態です。そのつもりでご覧下さい。

 

 私なりに考えると、WindowsとHP200LXの連携には次のような狙いがあると思われます。

ア)データのバックアップをしておきたい。←→つまりHP200LXの環境の保護
イ)(メモリー容量の不足などの理由で)Windowsでファイルを管理したい。
ウ)HP200LXのPIMを、そのままWindows機で使いたい。
エ)PIMデータ特にスケジュールデータのシンクロをしたい。

 ここで、私がご紹介できる方法はア)〜ウ)までです。
 エ)に対するニーズも当然存在すると思いますし、そのための下記のような方法も開発されています。恐らくこうしたニーズは、会社の中で動いているシステムに合わせないといけないという必要のある方のものと思われます。

・Apptbook等のデータをCSVファイルに出力してWindowsのOutlookで読み込む。
 すでにFHPPCにソフト及び方法が紹介されています。

・IntelliSync for HP200LX を使う。
 この方法については、つい最近パッチをあてることによって、日本語が通るようになった旨の報告がされています。

 しかし、私には不要な環境なのでその解説は他の方に譲りたいと思います。
 


●連携するための手段

 連携するための手段としては、私が考えるには、次の3つが考えられます。

・ケーブル(若松通商で確認していただくのがよいと思います)
  Windows用:
  Mac用 :

・ATAフラッシュメモリーカード(これも若松通商でご確認下さい)
  SUNDISKとグリーンハウスのものが適合するようです。

・赤外線通信

 昔は、ケーブルを使用して苦労してデータをやりとりしたものですが、今なら、あえてケーブルの必要はないように思います。一番使いやすく問題が少ないのが「ATAフラッシュメモリーカード」を用いることだと思います。私の環境でもケーブルは殆ど必要ありません。今は、この方法で、HP200LXのデータをWindows機のみならず、Macでも活用しています(Macの場合、KernelCardReaderを使用しています)。 


●連携するためのソフト

 それぞれの目的によって異なりますが、まずは、ケーブル接続によるもので考えてみましょう。

1)ケーブルによるもの
         (バックアップまたはファイルの管理)

 

■XFL(らんさん作)

 X-Finder(らんさん作)は魔法のユーティリティーと言われるほど多機能なソフトですが、これとセットで運用されるべきソフトとして「XFS.EXE」があります。こちらは、Winodowsの中にインストールしておくものです。

 HP200LXでX-Finderを起動させますと、画面に中に「A・Cドライブへのバックアップとリストア」のアイコンがあるのに気がつかれたと思います。WindowsのXFLを起動させておき、HP200LXのこれを起動させると「C:\TMP\A」または「C:\TMP\C」にデータがバックアップされたり、そこからリストアされるというわけです(これらのディレクトリは変更が可能です)。

●HP200LXの画面

●Winodwsの画面


■Win200

 HP200LXのファイル操作のためには「ファイラー」があります。これと同様の操作でWindowsとデータを交換しようと言うのがこのソフトです。HPのWebpPageにあります。

 HP200LXの設定は以下のようにした上で、Windowsの環境もそれに併せて設定しておけば、「Filer」感覚で操作できるのがこのソフトです。

 ケーブルで操作するにはこれらが適していると思います。

●win200の画面

●HP200LX側の設定

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2)ATAフラッシュメモリーカードによるもの
     
               (データをそのまま使う)

 しかし、私がお薦めしたいのはやはりこちらです。
 操作が簡単、転送スピードが速いというだけでなく、ここでお薦めするHP200LXのPIMのデータを使う際にも便利だからです。私の場合には「Sync」ではなく「データの共用」なのです。 

■HP−PIM(Apptbook、Phonebookの共用)

 これは、HP200LXのApptbookやPhonebookのデータをWindows機で使うためのものです。 「All THAT FHPPC」には日本語HP-PIMが同梱されていますし、FHPPCにも公開されています。

 ATAカードであれば、カードを挿入した状態でデータの閲覧・管理ができますように、このソフトを使用すれば、Windows機からデータが共用できます。また、そのディレクトリが変わらない限り、次回の使用の際もこのままデータが使えます。

 特に制限はないようですが、データ構造を大幅に変更したものには、若干の不具合の報告もあったように思います。現在のところ私の環境では全く問題がありません。

●HP-PIMの画面

 

■GDBWin(Database・Notetakerの共用)

 このおかげで、私のますますHP200LXは快調です。このソフトは、HP-PIMと同じように、HP200LXのDatabaseとNotetakerをそのままWindowsで使用するためのソフトです。

●GDBWinの画面 

 私が、とりわけATAフラッシュメモリーカードでのデータ共用をお薦めする理由は、「このようにHP200LXの主要なデータがそのままで共用できることのメリットが大きい」からです。まだの方がいらっしゃいましたら、是非お試し下さい。

 

 さらに私の環境ではWindowsよりMacがメインなのですが、同様にMacでもカードでやりとりしていますことを、一言添えておきたいと思います。


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