TodoListとしては様々な形がありますし、ApptbookにもTodoListがあります。しかし、いずれも私の希望には合いませんでした。私の考えるTodoListは次の条件が必要でした。1.すぐにListに書き込めること、何でも書き込めること
2.TodoListの記録が残せること
3.記述した月日が残せることこうしたニーズを満たすために、私は、ME(MemoExpress)とCbdateを使用することにしました。
ご存じのようにMEはKeiさん作のEditer。そしてCBDateは青麒麟さん作で、特に月日・曜日を指定の様式で作成するソフトです。これを操作するとクリップボードに内容が作成されるので、それをpasteすることによって必要なところに「97-10-03月」のような表示をさせるというものです。ここでは、以下について記述しています。
1.MEを使用したTodoListの作成
2.Cbdateを使用したTodoListへの月日の記入
3.TodoListとPhonebookとの連動
MEはなかなか優れたEditerです。高速性も良いのですが、開きたいファイル名をFキーに登録することによって、直接開ける仕様になっている点が気に入っています。私の起動キーは{Alt+Memo}です。これはPoorMapの推薦キーとなっていることによります。また、me.envの指定の中で、{F3}をTodoList用ファイルを開くように指定しており、さらに、
Exkeyの中で<me>
{Memo}={F3}
としているため、{Memo}{Memo}と2回のキー操作でTodoListを開くことができるようになっているのです。なお、おもしろいことに、me.exmをrenameしてmo.exmを作成し、me.envからmo.envをrename作成しておくと、meが2つ同時に起動できることになります。(もしかしたらenvファイルは不要かもしれませんが試したことはありません)私は、これを{Alt+Quicken}に割り付けて、同時に2つのファイルを開き、文書を作成しています。MEはexmですから、PIMソフトのデータが自由に持ってこれますから2つのファイルが同時に開けることは、大変便利なんです。
この文章の原文もMEで作成したものです。A:\_datにはme.envとcbdate.cfgを入れていますが、そのうち、cbdate.cfgの内容は以下の説明に直接関係するのでここにご紹介しておきます。なお、念のため不要な行も残しておきます。また、[97-10-17金 ]と、曜日の後に空白(半角2文字)を入れているのは、MEでのTabの文字数との整合を図るためです。
-------------cbdate.cfgの内容----------------------------txt $yy-$mm-$dd$w
title $yy-$mm-$dd$w
category $yy-$mm-$dd$w
paste off
^
; CBDATE 設定ファイルです。
; C:\_DATもしくは,A:\DATに置いてください。
; 空のcfgファイルを置いたときの設定状態は以下と同じになります。
;txt $m-$dd($w)
;title $m-$dd($w)
;category $yyyy$mm
;gengo 1988 平成
;paste on
;^----ここで読み込み終了
; 行頭が ^ の場合,そこで読み込みを止めます。従って,フォーマ ットの指定などはこの行より前で行ってください。
; txt は通常のテキストクリップボード ,title,category,note は,ノートテーカー用4; クリップボードに対応します。
○変換文字列の説明
システム時間が 1996 4/09 23:12 の場合
; $yyyy ->1996
; $yy ->96
; $mm ->04
; $m -> 4
; $dd ->09
; $d -> 9
; $h24 ->23
; $h12 ->11
; $mn ->12
; $ampm ->PM
; $kampm ->午後
○平成 8 4/09 とかに変換したい
例として
gengo 1988 平成
に指定した場合を示します
; $gy ->8
; $gn ->平成
gengo 第1パラメータ 第2パラメータ の様に指定し,第1パラメーターは元号の始めの年を西暦で記述し
第2パラメータにその元号を変換したい文字列を記述します。
○日付文字列などを全角にしたい
zenkaku txt category note title
を指定すると,それぞれtxt,note,category, titleの日付時刻文字列の数字と空白
が全角になります。すなわち,zenkaku の後に,
全角数値に変換したい項目を半角スペースで区切って書いてやります。
但し,cfgに固定で入れた半角数値も変換されます。
○ペースト機能を無効にしたい
paste off と記述してやれば,無効に出来ます。すなわちクリップボードに
書き込むだけです。
--------------------------------cbdate.cfgの内容ここまで
私の場合には、Cbdateの起動キーを[Alt+F5]に割り付けてあり、起動後Pasteすると[97-10-17金 ]のように表示することができます。但し、これをもっと使いやすくするためには、Exkeyに次の登録をしておくことをお薦めします。これは、月日曜日の記述の後、すぐに文章を書き込めるようカーソルの位置を調整しているものです。これで、通常のTodolistは十分な機能を発揮すると思います。[100]
{Alt+,}={Alt+F5}{Wait}{Paste}{Right}{Right}{Right}{Right}{Right}{Right}
{Right}{Right}{Right}{Right}{Right}
しかし、さらに使っていくうちに不満点が出てきました。つまり、電話をかけようとした相手が不在の場合、それも記録したいという欲求が出てきたのです。そこでTodolistをPhonebookと連携させるため、Exkeyに以下の操作を登録しました。<Phone>
{Fn+Memo}={Alt+Memo}{F3}{Wait}{Ctrl+Home}{Alt+F5}{Paste}{Wait}
{Right}{Right}{Right}{Right}{Right}{Right}{Right}{Right}{Right}{Right}
{Right}{Wait}{Phone}{F5}t{F10}{Alt+Memo}{Paste}{F10}Phonebookで該当者を選択し、{Fn+Memo}を操作をすると、MEで使用しているTodoListの中に以下のような形でデータが作成されることになります(下記事例1行目)。
注:{Alt+Memo}は、MEの起動
{F3}は、MEにおけるTodoListファイルの起動キー
{F5}t{F10}は、Phonebookのsmartclipでの必要事項の抽出です。私は、[Tel:Fax連絡先]という項目を作成し、
[>Name</>Kinm</Tel>Ktel<:Fax>Kfax</自宅>Jtel<というフィールドを
取り込むようにしています。(>はSmartClipでは黒三角になります)これで、電話をかけた場合の不在者について、電話のかけ忘れが防げるだろうというわけです。
TodoList表示例--------------------------------------------------------
97-10-17金 □□太郎/○○市役所/Tel0236-54-4741:Fax0236-54-4753/自宅
97-10-06月 ○○県地区計画の説明について/建築主事等の見解の調整が必要
U市への挨拶
A市、B市の作業まとめ
97-10-03金 ○○研究所/橋場氏にtelのこと
---------------------------------------------------------------------
字下げしてあるのは終了した案件です。この方法は、私がこの2年間くらい使用して落ちついているTodoListの使用方法です。いかがだったでしょうか?
なお、私の使用しているphonebookはここに置いてありますのでご自由にどうぞ。