●きゃらメールに伝言を送る

 PHS(NTTパーソナル)には、きゃらメールというサービスがあります。
 きゃらメールというのは、ポケベルと同様のものですが、伝言は一旦ホストで預かる仕組みになっていて、伝言が入ると相手のPHSに「伝言が入っているよ!」と教えてくれるという便利なものです。ポケベルの高機能版というのが正しいかもしれません?拡張機能を使えば、カタカナ70文字まで送ることができます。最近、これにE-Mailとして伝言を送ることができるようになったのです。
 あまりきゃらメールを使用している人はいないと思いますが、もしその必要がある人は、ポケベルのような暗号番号で送るより、E-Mailで直接送ってあげる方がスマートじゃないでしょうか?

●きゃらめーるにかかる料金
工事料………………………2000円
  (PHS新規契約と同時申し込みの場合は無料)
月 額…………………………100円
メッセージ読出し料…………5円/1件

 なお、この方法を最初に発見したTINAさん、そして、D-Mailでの問題解決法を教えていただきましたNORIさんには、この掲載を快く了解いただきました。感謝いたします。

1.一般的送信方法

 通常のパソコンからのE-Mailでは、送信方法は次のようになります。
 私の使っているEudoraでは次のようになります。

---------ここから----------------------------------------------
 受取人:cm@cmchuo.nttpnet.ne.jp(注1)
 差出人:(例えば)********
  標題:(入れる必要なし)
   Cc:
   Bcc:
添付書類:
----------------------------------------------
PHSNO=(例えば)0601612589(もちろん相手の番号:注2)
MSG=(カタカナで70文字等。全角・半角問わず)
---------ここまで----------------------------------------------
注1:chuoはNTTパーソナル中央のことを意味します。それぞれの関係している局によって異なります。
注2:同じ対象局における番号であれば、10人まで番号をコンマでつなげれば一度に送ることができます。

2.HP200LXのD-Mailからの送信

 HP200LXでは一般的にはD-Mailで送ることになりますが、デフォルトのままでは送信することができません。これをHP200LXで送信する方法は、Nifty-ServeのFHPPC、MES20の以下からのコメントツリーにその詳細がありますので、関心のある方は参考にしていただきたいと思います。
●02915/02958 HCB03413 TINA D-Mail V2.3ときゃらめーる

 具体的な内容は以下のとおりです。デフォルトのD-Mailの設定では以下の●印の2行が
入りません。PHSに送るためには、この2行を入れてやる必要があるのです。

---------ここから----------------------------------------------
From: (例えば)********
To: cm@cmchugoku.nttpnet.ne.jp
Cc:
Bcc:
Subject:(入れる必要なし)
X-Attachment: :
●MIME-Version: 1.0
●Content-Type:text/plain; charset=iso-2022-jp
(メール内容)
PHSNO=(例えば)0601612589
MSG=(カタカナで70文字等。全角・半角問わず)
---------ここまで----------------------------------------------
 なお、この後に署名等を入れてしまわないようにして下さい。
入れてしまうと、漢字を受け取れないというメッセージが返送されることになります。

 つまり、●の2行を追加すればよいわけです。このために下記のような設定が必要になります。私の場合にはそれでもうまくゆかないので、現在のところこの2行をエディターの挿入コマンドで入れていましたが、原因がようやくわかりました。つまり、D-MailのVer2.3にしたときに、ソフトだけはVer2.3にしましたが、環境設定ファイルはそのままであったというお粗末だったのです。こんな調子じゃD-Mailの作者の渡辺さんに申し訳ないなぁ。

2.D-Mailのconfig.rcの変更

 この方法は、FHPPCMES20のシスオペNORIさんに教えていただきました。抜粋させていただきます。

---------ここから----------------------------------------------
02923/02958 SDI00784 NORI RE^2:D-Mail V2.3ときゃらめーる
(20) 98/01/07 07:21 02920へのコメント
HEI さん
御無沙汰していますm(__)m
|MIME-Version: 1.0               →TINAさんより
|Content-Type:text/plain; charset=iso-2022-jp →TINAさんより
この部分は多分config.rcを下記の設定にすれば付加されると思います。

|;MIMEエンコード処理プログラムを起動してヘッダを加工する<sw>{no}
|;<特に必要な場合以外は[no]に設定してください>
|MimeHead.exe=no
       ^^ここをyesにする。

詳細はmimehead.docにあります。

NORI:http://www.asahi-net.or.jp/‾ta3n-iszw/qvremote.htmで
     QVRemoteによるWebカメラ画像掲載中
---------ここまで----------------------------------------------
つまり、上記の設定の他、D-Mailに同梱されているMIMEHEAD.EXEをパスの切ってあるディレクトリに入れればOKというわけです。
注1:その場合D-Mailの中でconfig.rcの変更をしないと結果が反映されないそうで、エディターで直接config.rcを変更した場合には、DMAIL.INIを削除してあげないといけないということです。

注2:mimehead.docによれば、この設定の意味は、以下のとおりです。
AL-Mailや WinBiff、Becky!、Eudora-PRO等の優秀なメールソフトとD-Mailとの組み合わせでは、上記の方法で特に不具合が起きることはありません。
 しかし大変残念なことに、一部のパソコン用Internetメールソフトの中には、メールヘッダ中のiso-2022-jp文字コードを解釈できないばかりか、半角カナとして誤認し、さらに返信時には半角カナコードのままでMIMEエンコードして送り付けるような粗悪品が出まわっています。
 このような事情から、D-Mail v2.3ではこのような粗悪なメールソフトへの対策として、メールヘッダの一部をMIMEエンコードした形式をサポートすることにしました。
 "mimehead.exe" は、D-Mailがメールの編集原稿を「送信箱」へ格納する際に呼び出され、ヘッダの一部をMIMEエンコードする為のプログラムです。

※ 動作仕様
 送信メールを作成する際に以下のような仕様で "mimehead.exe" はメール原稿のヘッダ部を処理します。
・"From:" フィールドに2bytes文字コードがある場合には、メールアドレスのみを抽出することで2bytes文字コードを除去する。
・"Subject:" フィールドに1byteカナ(半角カナ)文字コードがある場合には2bytes(全角)の対応カナ文字コードに変換する。
・"Subject:" フィールドに2bytes文字コードがある場合にはその位置から終端までをBASE64エンコードする。
・但し、エンコードされた文字列が76bytesを越えない長さで納まるように、エンコード対象文字列(iso-2022-jp)はFoldingされる。
・ヘッダには "Mime-Version:" と "Content-Type:" フィールドが付加される。

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