HP200LXの様々な文書ファイルをWindowsと連携するためには、やはりテキストを主体としていくのが良さそうです。なんと言ってもテキストであれば、データの大きさが圧倒的に違います。これはカードでも連携しやすいですし、「iDISK」のようなインターネット上でのデータ保管にも適しています。
方法としては、今ならカードの抜き差しで対応するのが最も手っ取り早いでしょうね。時々、HP200LXに戻し忘れてしまうのが難点ですが(^^;。
1.HP200LXとWindowsで共用できるソフト群
簡単なのは、HP200LXで使っている(つまりMS-DOS用の)ソフトのWindows版を探せば良いわけです。・ 「IP」 と 「WinIP」 (アウトラインプロセッサー)
・ 「Box」 と 「Xanabox」 (100*26のセルに一つ一つの文書を管理)
・ 「知子の情報」 等それができなければ、VZのように DOSソフトをWindowsのDOS窓で使う方法もあります。
これはどちらかといえば、データの入力・閲覧が、Windowsの方が画面が広いこと、操作を素早く行えることがメリットでしょう。これらのうち、VZで管理しているデータは、VZで使わなくなったデータから、タイトルやキーワード等に関する一部のデータ変換を行って、いずれ「知子の情報」に一括取り込みして管理していこうと思っています。
となるといくらテキストであるとは言え、一体、どのくらいのデータ量になるでしょうか?
2.HP200LXのデータをそのまま使う
PIMデータをそのまま使うには以下のようなソフトがありますが、私はこれは殆ど使いません。これはHP200LXでできることを、わざわざWindowsで操作する必要がないからです。
・ HP−PIM(Apptbook、Phonebookの共用)
・ GDBWin(Database、Notetakerの共用)
3.インターネットのデータをHP200LXに取り込む
当然、Windows機の方がデータの入力には向いています。とりわけインターネットの情報をPH200LXに取り込んでいくのはHP200LXだけではかなり無理があります。昔は、asahi.com等を巡回し、新聞記事データを取り込んでいたこともありましたが、当時はフラッシュメモリーの容量にすぐ限界がきてしまうため、それをデータベースにすることはできませんでしたし、最近はそうしたページも<table>タグを多用したページが増えて、HP200LXで巡回するのに決して適しているとは言えません。
それに巡回そのものが、多くの無駄なデータを取り込むことがわかったので、私には必要ないことがわかりました。むしろインターネット関係はWindowsで特定のデータを狙い、そのデータをHP200LXに取り込んだ方が適切だと考え、そのために適したソフトはないか探しつつ、いくつかを試してみました。
そして私なりの結論が、次のソフト「超」仕事人です。
これにはいくつかの優れた特徴がありますが、特に次の点を私は評価しています。
・ 個別ファイルを操作でき、しかもフォルダーごとカードとのシンクロが可能なこと。
・ 文章の他、画像等もタグを用いることによってリンク可能なこと
→これはそのまま、HP200LXに持っていっても単なるテキストですから問題ありません。
・ テンプレート機能、日付埋め込み機能等があることから、Lincardデータなどを直接書き換えるにも適していること。インターネットのデータを取り込むには、通常、はドラッグ・コピーした上でペーストすれば良いわけですが、表などは、それだけではずれてしまいますので、HT95 などで表の形式を少しでも整えてテキストとして保存しておきます。あるいはそのままExcelに保管して、タグでリンクです。
もちろんHTMLのまま保存しておく方法もありますが、私は、こちらの方法を採用するのは、一定のテーマをまとめて管理する場合だけです。後々、データベースにすることを考えると、今のところテキストに勝る方法はないんじゃないでしょうか?
4.仕事での成果をHP200LXに取り込む
仕事では、これまで長年Macを中心として使ってきましたが、今は殆どの作業をWindowsに切り換えました。仕事相手が殆どWindows環境であり、データの互換性を保つための作業時間と経費が割が合わないと思うようになってきたからです。
仕事では、文章作成の中核を担っているのは「Pagemaker」ですが、これにはあらゆる画像データが貼り付きます。ですから最終的には、Pagemakerでの成果は「Pagemakerと画像データ」のまま保管するとともに、最近では「PDF」を作成して保管することにしています。
したがって、私の場合、HP200LXとの共有のため、あるいはデータベースとしては、その中から一部あるいは全部をテキストデータで扱うことになります。
こうした使い方のためには、成果品の文章や、日常的なメモ類に限定することなく、あらゆる文章を管理できるソフトが欲しくなるものです。今、私は正直言って2種類のソフトの間で、ちょっと迷いながら使っています。
・ TaskPrize2 テキスト主体のTODOまたはメモ管理ソフトと言えましょうか?
もちろん他の画像ファイル等との連携も可能です。
私は、これを雑メモ主体で使っているのですが、その中からデータベースに移行できるものは、
それを意識しつつ、まとめていくことになるでしょう。
・ FitzNote これは、主としてリッチテキストで管理するソフトと言えましょうか?
これは、主要な打ち合わせ作業・資料等、画像やフォント等の表現形式を含めて保管しておき
たい場合に使っています。
完璧とは言えませんが、これでワードとの互換性もある程度はとることができます。
これらは、作業またはメモがどの程度表現を必要としているかの違いであり、いずれにしても、これらから必要な部分を抽出してHP200LXまたは他のソフトに移行させるのは簡単なことです。さて、こうした作業が今後どのようになっていくか、私自身も結構楽しみではあるのです。(^_^)