のび太の部屋 (Space-Nobita)

 

  ■引越にあたって

 2010年始め、一人暮らしをすることになり、新しい住まいを探さなければならなくなりました。

 これからの時代、住まいが余ってくることは確実であり不動産の価値が低下するのは目に見えています。さらに大地震がいつ起こっても不思議ではありません。また急のことだったので、私自身もどこに住むのが良いのか住みたいのか今は決めきれません。
 それに、この10年くらいはまだ元気でいられるでしょうから、あちこちに旅をしながら絵も描く…なんて生活にあこがれたりもします。

 正直言えば、住居費にそれほどの出費ができないのも事実です。

 それで、必然的なことですが、小さなアパートで効率良く住んで行くことにしました。

 条件は、<大判の絵を保管するためにロフトを持つワンルーム>としました。中途半端な部屋がいくつかあっても、有効に使いこなせないと思っているからです。

 そして、その条件に合う部屋を見つけたのがここでした。近くの不動産屋さんに条件を話したら、すぐに見つかりました。

   〒244-0816 横浜市戸塚区上倉田町2025−1 シダーハウス202号 

            電話:070-5026-2193

            メール:ka.hirasawa@gmail.com(アドレスは、いずれこれに集約していくつもりです。)

 短期間で探さなければいけなかったこと、今後の新しい生活のために急激な変化をしたくなかったということもあります。最も大きな要件は、友人もいる<今のクラブでのテニスも続けられる>ということでした。

 

 とにかく、この狭いスペースを快適に暮らせるように…と急いでプランを検討しはじめました。

 

 

 そして、2月1日引越し。

 できるだけ早く引越後の整理をし、一日も早く水彩連盟展への応募作品に着手したいと考えていました。

 以下の状況は、2月24日現在のものですが、12日には絵にも着手しながら、何とかここまで持って来たというところでしょうか。

 

 このスペース、最初は「風景画の部屋」ののび太にちなんで、「のび太庵」とでも呼ぼうと思ったのですが、見方によればこの空間は宇宙船のように見えないこともないので<Space−Nobita>としようかと思ったりしています。

 

 さて、では部屋の中をご紹介していきましょうか。

 平成10年(2010年)2月末日

 

  ●窓の方を見る

 左手にステレオ、正面の窓の左側には自作のTV台が見える。コーナー部なので30度と60度の直角三角形の棚板としている。
#まだTVは購入していないが、一応32インチを予定している。3Dテレビが出始めているので、ちょっと迷ったが、当面32インチくらいでは3Dテレビが出そうもないし、私のテレビの見方ではメガネは邪魔だと割り切って、そろそろTVを決めようかと思い始めています。
 ちょっと高い位置になるが、狭いところに無理矢理置こうとしているので場所はここしか考えられなかった。将来はこの画面を見ながら絵を描くこともあろうからこれで良いとも思っている。
 CATV会社との話しで、TVを見るにはセットボックス(パナソニック製)が必要だとのことで、TV・レコーダーともパナソニック一本に絞られていると考えており、レコーダーのサイズを確認して写真のような棚も作っていた。

 

 しかし、ヨドバシカメラで実物を見ているうちに考えが変わってきた。パナソニック製品の形は下端が緩やかにカーブしていて、こういう棚に向かないのである。
 困った…と思いながら、ふと見ると東芝製品はLANやUSBにつないだHDDに直接接続できるらしい。それにどうやらそういう機種は、現在東芝にしかないらしい
(#これはどうやら東芝がBRDとの競争に負けたために、この方面で頑張ろうとしていることによるらしいのだが…)。HDDの容量はどんどん変わるし、追加したり交換できればこれほど良いことはないし、先日、PCのHDDが壊れた際にHDDを追加できる機種を購入したばかり。そんなこともあって、東芝製品にすることにした。
 それに良く聞いてみれば、インターネット接続の段階でも、そこに同軸ケーブルが用意されていて、アナログ放送だけでなく地デジ放送も見ることができるようになっているとのこと
(#ちゃんと説明しておいて欲しいよ)。セットボックスが必要なのはBS放送の場合だった。つまりBS放送を考えなければパナソニックに拘る理由はなかったのである。

 TV台の関係で37型がギリギリ可能であることがわかったので、高額な新発売のよりも、手頃な価格の37Z9500(http://www.toshiba.co.jp/regza/lineup/z9000/index_j.htm)に決定した。価格はこの頃\99,800だった(http://kakaku.com/item/K0000099121/) 。これに、外付けHDDを2Tbにしても\25,000程度で納まる。

 結果的に、随分安い買い物ができた上に、棚の必要がなくなってしまった。


 スピーカーの手前に見えるのがA3スキャナー。かなり嵩張っているが使い勝手が良いので持ってきた。
 左端に見えるCDプレイヤーは引越し前には故障で動かなかったが、もともと高価なもので思い入れも強かったもの。運良く修理してもらえるところを近くに見つけたので何とか修理してもらった。この時手許に戻って来たばかり。

 机は奥行き45cmと狭いので机上を2階建てとして、少しでも狭さをカバーしようとしている。

 中央の作業テーブルはタタミ1枚分の製図板。その上に水彩連盟に応募する80号の絵が乗っている。

 実はこの下がベッド。夜には、右手の壁に見えるように、絵や製図板を壁に立てかけて寝ることになる。
#ベッドより製図板の方が小さいので、どうやって製図板をベッドの上に置くか、結構頭を使ったところでもある。

 手前の筆などが乗っているテーブル(茶碗はどかしておけば良かった(^^ゞ)は折り畳み式になっていて、畳めばベッドのヘッドボードと一体になって、手前にスペースが生まれる。これも自作である。

 

 

  ●入口方向を見る

 ロフトへ上がるハシゴの向こうの壁に見えるCDラックは以前作ったもの。約1000枚のCDが入るが、今は600枚ほど。もう増える予定はないので、余った空間は小物を置くことにしている。まだ少し余裕がある。

 電気ポットの向こう側にはコーヒーメーカーがある(いずれも不相応に大きいが、持って来たものだから仕方ない)。この台は他の工作で余った部材で作ったもの。その下に白く見える箱はお出かけ小物を置いておくスペースにしている。その下は、最初ゴミ箱を置く場所かな?とも考えたが、むしろバッグ類を置くのに適している。

 のれんは、以前角館に行ったとき、絵を描いてあげた御礼としていただいたもので、僕の絵を染め抜いてくれている。ここへ来て初めて掛けることができた。

 ポットとハシゴの間の折り畳みイスは「ニーチェア」(http://www.malsyo.co.jp/NY.html)とその「オットマン」。これは昼間の休息イスになる。

 右のカーテンのようなものは、ランドリー用の棚(ニトリで購入)。その向こうの冷蔵庫は持って来たものだが、磁石クリップ等で掲示板状態。

 ロフトは天窓がついていて、何もなければベッドルームとしても使えるが、今は完全に物置状態。

 また、ハシゴの段々にビニール袋を取り付けて、一段目は一般ゴミ、二段目(黒いところ)はプラスチックゴミにしてみた(これには臭いの出ないように一応蓋をつけたつもり。今のところこれで行けそう)。ニーチェアはこれらの目隠しでもある(^^ゞ。

 手前のテーブルが前述の自作のもの。作業台の補助として使ったり、ここで食事をしたりしている。

 

 

 ついでに恥ずかしいところも…。

 

  ●浴室から見たキッチン

 玄関を入ったところに洗濯機(頂き物)がある。

 炊飯器、オーブン(この2つは新しく購入したもの)、電子レンジ(単機能だが、持って来たものだから仕方ない)を置ける棚を作っている(壁に釘が使えないので、両側に板をはめ込んでそれに棚を取り付けている)。手前のスイッチで個別にオン・オフできるようにした。基本的にはスイッチ類は全部そうしている。電子レンジの上に見えるのは届いたばかりの体重計。と言っても最新式のもので、この上に立つだけで様々な数値が表示される。

 キッチンは、壁にいろいろなものをくっつけようとしている。まだ途中段階だけど…。

 キッチンの右にわずかに見えるのが家から持って来た冷蔵庫。磁石でいろいろくっつけている。見えているのはキッチンタオルとティッシュ。そして下の方には、臭いの出る小物だけをビニール袋に入れ、クリップ磁石でつまんで臭いが出ないようにしている。

 

 

  ●キッチン

 上の写真で見ていただくように調理台スペースが足りないので、洗濯機の横に見えている板(そこに納めるようにしているのだが…)を写真のように調理台になるようにした。今の洗濯機はそれにはちょっと背が高いが、頂き物なので贅沢は言えない。この向こうに見えるのが玄関。下駄箱が天井まであって棚板がかなりあるので、上の方は食品庫やらトイレットペイパーやティッシュ、石けんなどの消耗品の置き場にしている。このドアの裏側に(本当はいけないんだけど)ピンで止めるフックをとりつけて、傘やホウキなどを引っかけている。

 IH調理器の下には小さな冷蔵庫があるが、ここは米、パン、ビニール袋(ゴミ袋・三角コーナー袋等)、空ビン等の収納箱として使っている。流し台の下には、その中に棚を作って2段にして、フライパンや鍋、包丁等を入れている。

 三角コーナーは、もともと流しが狭いので網を磁石で引っかけるだけにしている。残飯で一杯なのは、カレーを沢山作ったばかりだからである。
#今だったら、生ゴミもこんな処分の仕方をしませんが…。

 

 

 …とまあこんな部屋ですが、狭いと言うことは便利で効率が良いと言うことでもあり、大分快適に暮らせるようになってきました。

 毎日の料理については、これから徐々に覚えていかなければならないものなので、できるだけ出来合いのものを使わず、できるだけ多くの食品を使うこと、そして家では間食・飲酒をしないこと…を基本にして、こまめに作って行くようにしています。食品の価格にも詳しくなってきました。

 最近は料理(というよりまだ調理レベルですが…)することにも慣れてきて、随分手際も良くなってきました。
 そして最近は、料理とは、食材のことはもちろんですが、「調味料の種類と量」そして「料理時間」の適切なコントロールが大切だということに気づいて、砂時計を横目で見ながら、早くその感覚をつかみたいものだと思っているところです。

 それにしても、冷蔵庫と電子レンジ、そして様々な冷凍食品や保存容器は、食生活を随分助けてくれるものだと改めて感心しているところです。

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■半年を経過して

 2月1日に引っ越してから半年。 あれ以来生活が一変したわけだけど、これも運命、私の人生ということなんだろう…と思う。

 一人暮らしというのは、生活上の不便もあるけど面倒もない。ストレスの根源は殆どが人間関係だから、毎日が淡々と過ぎていくような感じでもある。

 部屋はちょっと狭いけど、一人で暮らしていくために機能性を最優先にして工夫してきたからなかなか便利にできている。

 

●部屋の中の現状

●机回り

 地デジが入ってこんな感じになった。37型フルハイビジョンである。
 寝転がっても丁度良い位置で見られるようになっているところがミソか(笑)。

 HDD録画をできる機種を選定してしまったので、レコーダー置き場が不要になってしまった。
 今はノートパソコンの置き場になっている。

 机が2段になった。下の白く見える板を引き出すと絵を描く環境になる。

●ロフトへのハシゴ回り

 ここは基本的には変わっていないが、リュックやその他のバッグが増えたり、80号の大型パネルが増えたりしている。

 特に80号パネルは、ここ以外に適当な場所が見あたらない。

 ハシゴ枠を使用した分別ゴミの処理は結構上手くいっている。

 2回ほど洗濯物に雨が降るなんてことがあり、部屋干しのためのパイプも用意した。

●キッチン回り(全体)

 ここは大きくは変わっていない。

 多少物が増えたかな?

●洗濯機上部

 ここも大きな変化なし。

 コンセントの位置の変更の他、洗濯ばさみや衣紋掛けの追加・位置の工夫等をしたかな?

●流し回り

 右手の壁も使うようになった。フックの位置の工夫はまだ必要だけど…。

 カップ類はあまり使わない上に嵩張るので手前に吊しておくことにした。洗って吊せばそのまま水も切れるようにと、取っ手のところをちょっと工夫している。

 三角コーナーも、今では使用済みのコーヒーの粉しか入れなくなった。他の物はその都度分別していけば事足りている。どうせ大した量じゃないし…。

●調理台回り

 吊す場所はもともと狭かったが、鍋の蓋なども壁に吊しておきたいために、突っ張り棒を追加して壁全体を使えるようにした。

 左手の壁も使うようになった。

 オレンジ色の布巾は、鍋・フライパンなど大きな物を洗った後この上で壁に立てかけ、水を切っている。

 

 最初の頃は、生活方法の学習だった。確かに慣れない生活だったけど、これも仕事だと思えばどうってことはない。

 今は一人暮らしのための様々な商品もあるし食品関係も様々なものが出ているから意外と便利なもの。もっとも最初は生活方法の学習だからそういう商品はできるだけ使わないようにしてきたけど…。

 そのうち、徐々に適当に処理できるようになってきた。今は食事の準備などもかなり気楽になってきた。

 最初の頃は、家を出る時の電気・ガス等のチェックやロックの確認等に特に気を使ったものだが、それもようやく習慣化してきたようで、外に出た後そんなことが気になることはなくなった。

 いろいろな食品、生活用品もどのくらいのペースで消費するのかだんだんわかってきた。最初は食べるということが重点だったから食品を買い込みすぎることが多かったけど、それでも食品を腐らせて処分しなければいけないことは殆ど無かった。

 最初に買ったトイレットペイパーやティッシュなどは今もまだ残っている。洗剤は今までで2箱半くらい消費のペース。その他台所回り等の消耗品等も意外と減っていない。これなら買い置きなんて必要ない。

 

 ただ、当初より少し物が増える傾向にあるのは仕方ないか。それでも意識的に捨てていけば増やさないでも行けそうな気がしている。

 台所回りは引越後徐々に変化してきている。もともと狭いのでそれを補うために壁面を積極的に活用していくことにしている結果である。まだまだ改善の余地があるだろう。
 最も狭いと感じているのが流しだが、これは使ったらすぐに洗うようにしていたら結構行けそうな感じになった。

 文具その他身の回りの消耗品等も大体納まってきた。まだ余分な物があるが、これは使いながら整理していくだけ。

 バッグ・リュック等は思ったより多かった(^^ゞ。少しずつ整理していくしかないけど、なかなか減らせない。どこへ置いておけば最も使いやすく、部屋が整理されているかが問題。

 調理用品、食器類はもう増やす必要はなくなった。かろうじて余分なものがないといった感じかな?食品保存容器が最も中途半端。空容器の保管場所にも困るなぁ。これも冷凍する食品が決まってくればもっと整理できるだろうけど…。

 衣類関係。夏・冬の衣類等の入れ替え(衣替え)が温暖の変化がおかしいので一気に済ませられないのが困る。これは、徐々に衣類を整理しながらやっていくしかないか。

 

 最後に、絵画用品。これが最も問題になるか?公募展用の大きなパネルや個展用の額縁が大分場所を占めてきているけど、これをどこまで抑えておけるか、と言ったところだろう。

 

 平成10年(2010年)7月末日

トピック(段ボール工作)

 9月に開催する個展のために額縁を発注した。額縁が届くと、当然のことながら段ボールが余ってくる。
 ただ捨ててしまうのももったいないので厚手の段ボールを残しておいて何かできないかと考えて、こんなものを作ってみた。

 お出かけ小物などの置き場(ポットの下の段)は、以前、余っていた箱に仕切を入れて物が納まるように考えてみている。今回は、外でのお絵かきバッグ(リュック)がどうにも形が決まらないので納まりが悪かった。それを一番下に押し込んでみようと考えてみた。

 こんな箱を作ってみた(写真右側の段ボールの箱)。

 こんな風に納まった(*^_^*)。
 ちょっと出っ張って見えるけど、この左側にニーチェアが納まれば目立たない。

 www.yodobashi.comの文字が笑える。これは何とかしておこう(笑)。

 段ボールの箱に納まったため、隣のカバンにもひっかからず、出し入れも簡単。床の部分のホコリ等からも逃れられるというメリットがある(^^ゞ。

 平成10年(2010年)8月8日

 

 個展のための額やマットを頼んだら、荷物を梱包した段ボールがまた余ってきたので、CDラック差し込めるような棚を作ってみた。
#このままではCDの高さに制約されて使い方が限定されてしまうので、もう少し自由に使いたかったのである。

 ここでもわかると思うけど、お茶(緑茶)は、急須を使わず粉茶にして飲んでいる。

 いずれにしてもこんな棚がもう少し増えそうだ(笑)。

 平成10年(2010年)8月20日

 

 次は段ボールの筆立て。

 その回りに黒い帯状に見えるのは転倒防止用の木枠。スライド式で出し入れができるようになっている。これはここに立てていた物を何回か引っかけて倒してしまったので…。


 平成10年(2010年)8月25日

 

  

 次は机の上のアダプタ等小物の収納の棚。

 ライトがついているテーブルタップにそれぞれたこ足のようにコンセントがついて机の上に溢れていたので、それらを段ボールの棚の中に収納して、机の上を自由に使えるようにした。ライトもスッキリ見えるようになった。


 平成10年(2010年)8月28日

 

  

 次は机上のゴミ箱。

 日常はここに納めることにした。
 小さなゴミはこの穴から入れれば良いし、消しゴミカスのようなものはコの字型のところを机の縁にあて、ハケなどで掃き入れても良い。

 小さなゴミでも床に落としてしまうのは気持ちが悪いのでこんなものを考えてみた。


 平成10年(2010年)10月8日